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【黒バス】今夜もアイシテル

第48章 オンリーワン



「送ってくれて、ありがと……ございました」

小さく頭を下げた横顔に、何も言うことは出来なかった。

振り返ることのない背中が家の中に消えた後も、黄瀬はその場に立ち尽くしたまま、もう現れることのない姿を思い浮かべるように天を仰いだ。

灰色の雲が埋めつくす空に、ほのかに瞬く星の明かりが、じわりと滲んだ。










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