• テキストサイズ

セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第3章 ペリドットの癒し


ルヴァイドは口の中が渇き、掌には大量の汗をかいていた。
そして、アレスをこの場に連れてきた兵士に怒りを感じていた。

「デグレアが、何で妹を狙うのよ!?」
「おや、貴女は聖女の姉君でしたか」

アレスの言葉に、ルヴァイドとイオスは顔を見合わせる。

「実は妹君のお力をお借りしたいと思っているのですよ」
「村を襲っておいて、よくもまぁ言えるわね」

どうせろくでもない事に利用するんでしょう。

「そうです、その通りです」

手を縛られて自由が利かないはずなのに、強気な態度を変えないアレスにレイムは愉快そうに笑った。

「それにしても、貴女は美しい顔をしてますね」
「…触らないで!!」
「その瞳も美しい…」

霊界サプレスのサモナイト石と同じ色の瞳。
/ 332ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp