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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第3章 ペリドットの癒し


ルヴァイドは変わらず無表情を保ったまま、しかし内心では驚きを隠せずにいた。

「私を甘くみない方が良いですよ」

男はまるで神職の微笑みを浮かべてルヴァイドを指差した。

「貴方が隠している石と女を、私の前に差し出しなさい」
「……」

ルヴァイドとイオスの心臓が早鐘を打つ。

何故この男はアレスの事を知っているのか。

どうやって言い逃れるかと脳をフル回転させるルヴァイドの耳に、先程の部下の声が聞こえた。

「ルヴァイド様、捕虜をお連れしました」
「!?」
「入りなさい」

想像していなかった事態に、ルヴァイドが息を飲んだ。
言葉を失った彼の代わりに、召喚師が入室を促す。

天幕に押し込まれてきたのはやはりアレスで、その手は後ろ手で組まれ縄で縛られていた。

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