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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第3章 ペリドットの癒し


「今戻った」
「ルヴァイド様!!」

自身の天幕に顔を出せば、案の定そこにいた顧問召喚師と、その対応に難儀していたであろうイオスの姿があった。

ルヴァイドは、事務机に我が物顔で腰掛ける銀髪の男を睨み付けた。

「先日の報告は書面で伝えただろう。何の用だ」
「嫌ですねぇ、そんなに邪険にしないで下さいよ。私と貴方の仲じゃないですか」

長い髪をかき上げながら言う男の言葉に、ルヴァイドは苦虫を噛み潰したような顔になった。

「冗談は置いておくとして…次こそ聖女を捕まえるのですよ」

元老院議会が五月蝿くてかないません。

「お前が村人を皆殺しにしろなどと言わなければ、隠密に聖女の誘拐をすれば済む話だったのに!!」

召喚師の嫌味にイオスが噛み付いた。ルヴァイドがそれを制する。
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