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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第3章 ペリドットの癒し


「俺をここまで熱くさせたのは、お前が初めてだ」

総司令官が直々にお前を迎えに来てやったのだ。

「ありがたく思えよ」
「別に頼んだわけじゃないし!自分で基地に帰れたわよ…!」

ルヴァイドに髪を撫でられて、徐々にしおらしくなってしまうアレス。
反論しつつも、意に反して言葉尻が弱くなってしまった。

真っ赤な顔で俯くアレスを、ルヴァイドはもう一度胸に抱き締めて、静かに囁いた。

「こんなにも癒された気分になったのは、初めてだ」
「……それはペリドットのお蔭だと思う。私は何もしてないし」
「何もしなくて良い。側に居てくれるだけで良いのだ」

お前の姿が見えなかった時の喪失感といったらなかった。
俺にはお前が必要なのだ。

「……分かったわ、分かったからもう止めて」

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