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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第3章 ペリドットの癒し



ルヴァイドは、知らず早足になる自分自身に動揺していた。

ゼルフィルドからの情報では、アレスは陣営からそう離れていない北の方角にいるらしい。
探知機は、その場に留まって動きがないとの事。

もしかしたら、忍ばされた探知機に気付いて捨てたか。
もしくは、怪我でもして動けないのか。

イオスから聞いた、無防備な姿で出掛けていったというアレスに、ルヴァイドは不安が募る。
と同時に、こんなにも焦る自身に唇を歪めた。

「俺は一体…何をやっているんだ」

アレスの捜索など、部下達にやらせれば良い仕事だ。
そもそも彼女は自分の気まぐれで連れてきただけなのだから、例え逃げられたとしても任務に全く支障はない。
それよりも、自分は聖女捕獲に向けての次の作戦を立てなければならないのに。
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