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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第3章 ペリドットの癒し


歳の割りに不器用で逃げることを知らない馬鹿な男の素朴な魂は、弄び甲斐があって楽しいのです。

「ゲームをしましょう」
「……ゲーム?」

アレスはすっかり男のペースに乗せられていた。

「貴女はルヴァイドを守ってください」

ルヴァイドの支えとなり癒しとなりなさい。
そして恋仲になり、ルヴァイドにとって一番の存在になりなさい。

「私が付け入る隙すら無くなれば、貴女の勝ちです」

そうすれば結果的に、貴女の安全は保証されます。貴女は自由になれるのです。

「負けの条件は…?」

不可解なゲームを提示されて、アレスは困惑するしかない。

「ルヴァイドの精神が私に喰われて朽ちてしまえば、ルヴァイドの目の前で貴女を殺します」

そして彼を自殺に追い込みましょう。

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