• テキストサイズ

セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第3章 ペリドットの癒し


「初めまして、お嬢さん」

プラチナブロンドの長髪に、柔和な顔立ち。高くも低くもない声色で、その男はアレスに微笑んだ。

「貴女、余計なことをしてくれましたね」

穏やかな微笑みとは相反する言葉を吐かれて、アレスは再び驚かされる。
男はそんな彼女の表情に、いやらしい笑みを作った。

「ルヴァイドの魂を癒しましたね?この男から滴る魂の傷は大層美味だったのに」

喰らいに来てみれば傷は癒えていて、妙な石がルヴァイドを邪気から守っているではないか。

「貴女が渡したのですか?」

ペリドットの事を言っているのだろうなとアレスは理解したが、反応は示さなかった。

「石を彼から外しなさい」

目の前の男のただならぬ雰囲気に、アレスの肌が粟立った。

「……ルヴァイドに何をする気?」
/ 332ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp