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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第6章 アイオライトの涙


「ちょっとアレス!待ちなさいな!」
「そうだよ二人とも!冷静に話し合おうよ!!」

ケイナとマグナが仲裁に入ろうとするが、それをネスティが制止した。

「これ以上何を話し合う?彼女は黒の旅団と繋がっている。敵の間者ということだろう」
「別にスパイ行為をするわけじゃ…」
「疑惑のある者が仲間内に居てみろ。いつかはトラブルの火種になる。今だってそうだ」

ネスティの的を射た言葉に、誰も反論することが出来ずに黙り込む。

自分の安易な行動が招いた騒ぎに、アレスは本心から申し訳なさを感じて詫びた。

立ち上がったアレスに、アメルは涙ながらに話しかける。

「…本当に出て行っちゃうんですか?」
「早くしないと天気が悪くなりそうだし…」

アレスは震えそうになる声を必死に抑えた。
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