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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第6章 アイオライトの涙


「翌日、兵士からロッカとリューグがゼラムに到着したと聞いたの。イオスの部隊が潜伏先の偵察に行くと言うから、同行して…」
「そこで偶然あたし達と出くわしちゃったワケね」

ミモザの理解力に、アレスは苦笑した。

「本当は捕虜としての立場上、アメルの安全を確認したらまた旅団に帰るつもりだったんだけど、裏口から出てきたアメルの表情があまりにも悲痛で…」

放っておけなかったのよ。

ギブソンは納得したように頷きながら、核心を突いた。

「君は何故嘘を吐いたんだ?」

この屋敷に招かれて、リューグやロッカよりも身綺麗だったことに不信感を持たれた。

「余計な事を言って混乱させたくなかったし、嫌われたくなかったから咄嗟に誤魔化してしまった…ごめんなさい」

頭を下げて謝罪した。
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