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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第6章 アイオライトの涙


バルレルの奇襲に、イオスの手から槍が離れた。

「今だフォルテ!」

マグナの掛け声と同時にフォルテが動いた。
イオスの腕を捻り上げ、地面に押し倒す。

「く…っ!!」

突然の事態にイオスがもがいた。
その細身のどこに力があると言うのか、封じ込められまいと足掻く姿に、リューグが加勢に加わる。

「大人しくしてくれ。俺たちは君を殺すつもりなんてない」
「…逆にタチが悪いな」

憎々しいと、イオスがマグナに悪態をつく。
その様子にアレスはおや、と思った。

身動き一つ取れない彼の、その顔つきは未だ戦闘を諦めていない。勝機はないはずだが…

冷静にイオスを観察するアレスだったが、動きを封じたはずの機械兵士の気配に咄嗟に駆け出した。

「ゼルフィルド!!僕ごとこいつらを撃ち殺せぇ!!」
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