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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第5章 ラリマーの調和


ちょっとしたトラブルでワイバーン族と契約したサモナイト石のペンダントを落としてしまい、ミニスは毎日ゼラムの街中を探し回っているそうだ。

ペリドットの様に明るい緑色をしたペンダントを―…

「…アレス?」

何かを思い出したように立ち上がったアレスを、ミニスは不思議そうに見つめた。

アレスはペリドットの気配を探る。その目付きは鋭い。

(やっぱり現れたわね)

感知したのはルヴァイドに渡した石の波長。
会いたかったような、そうでないような感覚に胸が締め付けられる。

「ミニス、アメルの所に戻ろう」
「…もしかして、やつらが!?」

感の良い子だなと、アレスは頷いた。
しかし次の瞬間、響いた銃声とアメルの悲鳴に目を見開く。

湿地の茂みから、黒い装甲の機械兵士が姿を現した。
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