• テキストサイズ

セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第1章 カルセドニーの導き


「へぇ~。アレスさんってすごいんだな」

分かったのか分かってないのか、へらへらした笑顔のマグナにアレスも笑った。

「立ち話もなんじゃ、お茶を淹れるから一息つきなさい」
「私も手伝います」

アグラバインの小休止の合図に、アレスは彼を追って台所に入る。

やかんを火にかけ急須にお茶を入れたアグラバインは、人数分の湯呑みを並べているアレスにポツリと呟いた。

「…お前さん、聖王家の勅命で動いておるのか」

もしここで必要な鉱物が発見されたら、この村はどうなるんじゃ。

「とりあえず調べてみなければ分かりませんが…もしそうなった場合は、聖王家の所有物になります」

アレスの言葉に、アグラバインは二の句を告げず息を吐いた。その表情は深刻である。
/ 332ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp