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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第5章 ラリマーの調和


そんな彼だからこそ、回りに自然と仲間があつまるのだろう。
マグナの純真無垢な優しさは、もしかしたらルヴァイド達をも受け入れてくれるかも知れない。

(とりあえず、ルヴァイドとイオスをこちらに取り込めるか…やるだけやってみよう)

確執はあるだろうが、取り込めたらやり込める自信が自分にはある。

(バルレル君が尻拭いしてくれるって言ったし、何とかなるでしょ)

アレスは空き瓶を抱えてテラスから出ると、屋敷の台所に向かう。

しかし、階段を一歩降りたとき、ふと気付いた。

「バルレル君、内緒にしておいてくれるかしら…!?」

思い返せば彼に口止めをしていなかった事実に、アレスの顔が蒼くなる。

秘密を共有できる仲間ではあるが、いかんせん悪魔なので秘密裏に出来るか不安だ。

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