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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第5章 ラリマーの調和


ルヴァイドの下を離れ、ギブソン邸で世話になり始めてから早数日。

すっかり身に馴染んだベッドの上で、アレスは僅かにみじろいだ。

個室を宛がわれふかふかの極上のベッドに、プライベートは大満足だ。
ただ1つだけ改善点を上げるとすれば、カーテンを遮光にしたい。
つまり、東向の窓から入る朝日が眩しくて、アレスは強制的に起こされてしまうのだった。

「もう朝か…」

聖女一行に加わってから、やけに1日が早く過ぎるような気がする。
今まで一人で旅をしてきたからか、この賑やかさが楽しいと思う反面、少し疲れるとも感じていた。

それはきっと、守るべき対象が増えているから。
アメルだけじゃなく、マグナ達全員をデグレアの悪意から遠ざけたいと思ってしまう。

皆、すごく好い人達だから。
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