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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第1章 カルセドニーの導き


「初めまして、ユメノ・アレスです」

挨拶をするアレスの微笑みに、マグナは数瞬遅れて頬をピンク色に染めた後、慌てて自己紹介をした。

「あ、俺はマグナ!よろしく!」
「あんた、えらく美人だな」
「もぅっ、フォルテ!初対面の人に何言ってるのよ」

控えめに男の腹をどつくケイナと、どつかれるフォルテ。

「ちょっと待って下さいね」

自己紹介を受ける前に一度話を区切り、アレスは 懐からメモとペンを取り出した。

「私、石の名前を覚えるのは得意なんですけど、人の名前を覚えるのが苦手で…」
「なんだそりゃ」

呆れたように笑うフォルテと同じように笑いながら、マグナは話を続ける。

「扉のところに居るのが、俺の護衛獣のバルレル」
「勝手に紹介してんじゃねーよ、ニンゲンッ!」

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