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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第4章 アマゾナイトの希望


単独でスパイ紛いの行動をするのは無謀だ。
ルヴァイドに探りを入れてもらうのも、立場的に無理だろう。父親が反逆者であるなら、その息子の彼も目をつけられているはずだ。

(…もしかしてルヴァイドの御父さん、デグレアの不穏な動きを察知してたんじゃないかしら…)

それが元老院の怒りに触れ、反逆者の汚名を着せられる事になったのではないか。

アレスはどんどんと思考の海に沈んでいく。

(やっぱり、アメル達についてデグレアの動向を探ろう)

どうせ彼らは接触してくる。
ルヴァイドには悪いが、アメルの為にも、そして彼自身の為にも戦おう。

(ルヴァイド達をこちらに取り込めたら、それが一番よね)

手足を縛ってでもデグレアから彼を引きずり離せれば。

(簡単にいくとは思えないけど)

彼は強い。
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