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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第4章 アマゾナイトの希望


責任と使命と背徳の精神がごちゃまぜで、例えるなら目の前の夕焼け色のように不安定な心の持ち主だ。
でも、眼光は澱んでいなかった。まるで宵の一番星のような、孤高の輝きがそこにはあった。

離れてみてアレスは理解する。

(やっぱりルヴァイドの事が好き)

一度は本気で殺されかけたが、それが気にならないくらいに彼に惹かれている。

(私が彼にしてあげられることって、何だろう)

本来は彼の傍で、任務に就く彼を支えるのが筋だろう。しかし任務の内容が内容だ。
ルヴァイドを悪の道に染めたくない。
ならば、彼が凶剣を振るわなくて済むように、真実を暴こう。

(デグレアに忍び込めるかしら)

旧王国は聖王国と常に対立関係にあり、国交を閉ざしている。何を考えているのかわからない国だ。
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