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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第4章 アマゾナイトの希望


疑われているにも関わらず、気遣いを見せて優しく笑ったアレスのその笑みを見て、リューグの首筋がざわりと逆立った。
反射的に目を反らせば、兄の視線とかち合い思わず舌打ちする。

「とにかく、奴等の正体が掴めない以上闇雲に動くのは危険だ。しばらくはここを拠点にして、相手を探ろう」

ギブソンの言葉に、マグナとネスティが顔を見合わせる。

「でも、それじゃ先輩達に迷惑が…っ」
「これ以上ご迷惑をお掛けすることは出来ません!」

後輩たちの言葉に、ミモザがやれやれと首を振る。

「んもぅ、水臭いこと言わないの!これは先輩命令よ、そうよねギブソン?」
「あぁ」

同意を求められたギブソンも、穏やかに微笑んで見せた。

「と言うことでアレス、貴女の部屋も用意してあげるわね」
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