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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第4章 アマゾナイトの希望


だから偵察の標的達がそちらから接触してきた事に、イオスは好機を見出だしていた。

このまま敵を蹴散らし、聖女をルヴァイド様の元に連れ帰る事が出来れば。
大丈夫だ、手数が少ないとは言えこちらにはゼルフィルドが居る。やれるはずだ。

イオスは目の前に立ち塞がる男達を、キッと睨み付けて言う。

「単刀直入に言う。聖女を渡せ」
「渡せるものなら最初から匿ったりはしないよ」

ああ言えばこう言う優男。格好からして奴は召喚師だ。余裕が高い実力を滲ませているようにも思える。

「弓矢隊は召喚師を狙え。剣士は敵を引き付けろ。くれぐれも術中範囲に入るなよ」
「了解」

イオスの指示に兵士達が頷き、それぞれが戦闘体勢に入った。

(アレスはどこかで見てるのか?)

イオスはふと周囲を見渡した。
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