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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第4章 アマゾナイトの希望


ミモザが頭痛を抑えるような仕草をしたものだから、アレスは驚いた。

「こういう事は、護られる本人の意志が一番大切だと思うんですけど」
「…そうよね、これからの事は皆で考えましょう」

そう言ってミモザも紅茶を啜った。

「向こうもそろそろ終わった頃かしら?」

ケイナの言葉に、アレスはそういえばと思い出した。

(…まぁ私の姿が見えなくても先に基地に帰るでしょう)

イオスの怒り顔が浮かんで、怒鳴られる案件が増えたなぁと、アレスは紅茶を飲み干し眉間を歪ませた。

「じゃあ戻りましょうか」

会計を済ませて店を出るミモザにアレス達も続く。

「とりあえずアレスもウチにいらっしゃい」
「皆心配してたんだから」

二人の言葉に、アレスは複雑な笑みを浮かべる事しか出来なかった。
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