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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第4章 アマゾナイトの希望


「…アメルちゃんは、悪くない」

アメルの肩がびくりと震えた。

「貴女が狙われて周りに被害が出たのは、決して貴女のせいじゃない」

だからお願い、自ら捕まりにいこうなんて思わないで。

「…そんな馬鹿な事を考えたのか、アメル!!」

ただでさえ男性が浮く店内にロッカの大声が響き、周囲の視線が突き刺さる。
ロッカは荒くなる呼吸を整え、俯く妹を怯えさせないようにその肩を抱いた。

「アメルは逃げなきゃ駄目なんだよ」
「…どうして…っ!?あの人達が狙ってるのはあたしだけ、あたしが捕まればもう傷つく人を見なくて済むでしょ…!?」
「例え僕やリューグが殺されても、アメルは生き延びるんだ」

それが兄達の願いだから。

「それでもあたしは…堪えられない…」

小さく嗚咽が漏れ出る。
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