第5章 気づけば修学旅行
今日は集会があるようだ。少し憂鬱。だが行かないと。俺は外にでた。すると、寝転がってるカルマがいた。
「おはよう友喜。」
「おはよ、カルマ。今日集会だって。行かないの?」
「めんどい。友喜もサボろうよ。」
「いやいや。流石に怒られ………わっ!」
腕を引かれ隣に寝かされる俺。
「友喜細っ!ちゃんと食ってんの?」
「失礼な。食ってるよ。」
「ふーん。………ねぇ、友喜ってさ、烏間先生のこと好きなの?」
吹き出した。
「なっ……は?何言ってんの?そんなわけ………」
「顔真っ赤」
………………
「…………言うなよ……」
「告白しないの?」
「しないよ。困らせるからさ。」
「ふーん。いいの?」
「ああ。俺んち親共に事故で死んじゃってるから叔父さんが親代わりなんだよ。唯でさえ迷惑かけてんのにこれ以上迷惑かけらんないの。」
「……そっか。」
「ああ。お前んちもなんか色々大変だって聞いた。頑張れよな。」
「ありがと。友喜は偉いね」
「子供扱いすんなし。」
頭を撫でられる手を払い除ける。
「ほんと偉いよ」
「ありがと」