第3章 学園生活
言われた席に座ると後ろの人に肩を叩かれた
「ねえねえ!転校生どこから来たのだ?」
声を掛けてきたのは私よりも小さい女の子だった
『えっと……遠くかな……』
「ふーん、例えば……サニーとか?ニコッ」
私は背筋がゾッとした
「そんな訳ないかー!だって、サニーだったら殺してるもんな!」
『そうね……』
「疑ってごめんなのだ、私はアイビス、宜しくなのだ!」
『 エリーナよ、宜しく……』
「そうだ! エリーナ、私の所属してる魔法チームに入らないか?」
『魔法チーム?』
「うん!まだ、転校して来たばっかだし、少しでも話せる人が居た方が心強いのだ!」
『そうね!』
そんな風に会話をしてると先生に怒られてしまった
「全く、2人とも話が弾むのは良いが今は授業中だぞ?」
「はーい」
『すいません……』
それから、魔法の勉強をしていた
杖とほうきは校長先生から貰ったので
安心してものの、魔法が出せない……
まあ、普通の人間だから仕方が無いわね……
すると、先生が魔法のグループに別れろと言った
それで、とっさにアイビスちゃんを探した
すると、アイビスちゃんがこっちこっちと
手招きしてくれた
そこに行くと見た事のある顔が2人居た
「うぁ!? エリーナどうしてここに?」
「まさか、アイビス……貴方……」
「えっ?いけなかったのかー?」
そこには、ロノ君とソヨンちゃんが居た
「だってこの子は!」
ソヨンちゃんが言いかけたが口を閉じた
「 エリーナがどうしたのだ?」
「ほ、ほら……まだ、新入りじゃない?だから、余り魔法も覚えて無いし……ね?」
「だからなのだ!人を助けるのが、生徒会長の役目って前に言ってたのだ!」
「そうだけど……」
「おいおい、お前ら何話してんだ?」
聞き覚えの無い声が聞こえた
「サクとリアン!ねえ、貴方達はどう思う?」
「俺はよく分かんないけど良いんじゃね?」
「ちょっと!リアン!真面目に聞いてるの?」
「俺も、リーダーとして別に良いと思うよ?まだ、来たばっかだしさ?何で、ソヨンがそんなに否定するのか分からないけど?」
「まあまあ、落ち着けって!」
ロノ君がなだめ役に入ってる
「アンタ達、何やってんだい?」
声が聞こえた