第5章 赤色パーティー
『何……これ』
すると、サク君が答えた
「見た通り人肉だよ、美味しそうだろ?」
『これが……人肉?サニーの?』
「そう」
人肉って言われても、頭が無いだけで
形は人間そのままの原型を留めていた
真っ赤な血、しかしムーンの人は平気でパクリと食べている
これが、普通だと言うの?
「あら、食べないの?」
リリック先生が近づき言った
『えーとその……』
その瞬間にリアン君がお腹を抑えて言った
「先生~お腹痛いので保健室行ってきても良いですかー?」
「えっ!?それじゃあ、誰か付き添いで行ってきてくれないかしら?」
「あーエリーナが行ってくれるそうでーす」
『えっ……?』
私が驚いていると
リアン君が小声で「良いから」と言った
「まぁー!エリーナありがとう!じゃあ、宜しくね?」
そんな訳で、私たちは食堂を出た