第5章 赤色パーティー
一番最初に目にしたのは
長いテーブルとロウソクだった
そこに、人が一斉に私を見て拍手をした
それが案外怖かった
何かの儀式、もしくは、私がサニーだとバレてしまったのか?
怖かった
その時にソヨンちゃんが話しかけてくれた
「 エリーナ大丈夫?」
『うん……大丈夫だよ、こうゆうの初めてだからさ……』
「そうだったのね、今のところ貴方がサニーだってことはバレて無いわよ?」
『良かった……』
私は少し落ち着いた
そして、言われた席に座った
そしたら校長先生がマイクに向かって話した
「えー皆さん、今日は エリーナの歓迎会と言う事で急遽、パーティを開いてしまい申し訳ございませんでした」
校長先生が考えて下さったんだ……
後でお礼を言わなきゃ……
それから、しばらく経って
ご飯が持って来られた
中を開けると気持ち悪いゴキブリのスープがあった
「うっ……」
私は吐きそうになった
隣でアイビスちゃんがむしゃむしゃと食べている
「 エリーナゴキブリのスープ食べないのか?凄く美味しいぞー?」
『わ、私は遠慮しとく……ゴキブリは苦手何だよね……』
「そうなのか!?まあ、私も好き嫌いがあるからどうこう言えないけどさ……」
『アイビスちゃんは、何が苦手なの?』
「ドラゴンの爪が苦手だな……あの、爪の感触……痛くて食べれないし、ゴミ見たいな味がするんだぞ?」
『へ、へえ……そうなんだ……』
いや、私本当に良かったのよね……
そうだよね……決めたからにはちゃんとしなきゃ……
次に来たのは トカゲの尻尾ご飯だった
何かよく分からないがご飯が緑色だ
これは、何で作られて居るんだろう……
「それは、葉っぱを混ぜたから緑なんだぜ?」
ロノ君が答えた
『何で私が思ってたこと分かるの!?』
とっても驚いた
「うん?だって俺は心の能力の持ち主だから……って言ってなかったっけ?」
『言ってないよ!心の能力って……それじゃあ、トランプとかすぐ当てられるね?』
「まあな、でも悪い方向にも使えるんだよな……」
『あー、人の悪口も聞けるって事?』
「そうそう、まあ俺は気にしないけどな!」
話してると、次の料理が来た
その途端にソヨンちゃんがハッと気付き
ダメッー!と言った
でも、私は見てしまった
真っ赤な血を