第4章 残酷なお使い
「んで?せっかくこんなに人数居るし、誰がどこに行く?」
「サク達が人肉を取ってきなさいよ
男なんだから」
「まあ、確かにあれは重いもんな……分かった、じゃあソヨン達はゴキブリと蛇の尻尾を頼んだぞ?」
「分かったわ、そっちも気おつけてね?」
ソヨンちゃんがそう言うと3人は頷き
箒で飛んでいってしまった
「さてと、私達は魔法ショップに行くのだ!」
「そうね」
『あの、魔法ショップって何処にあるの?』
「えっとねー、あそこの角を曲がってしばらくすれば着くのだ!」
『へえ……』
そんな話をしてたら、いつの間にか着いてしまった
「ほら、ここよ」
ソヨンちゃんが指を指すところを見ると
何とも奇妙な家だった
ボロボロで廃墟見たいだ
『こ、ここ?』
「そうよ、早く入りましょう?」
そして、私達はお店に入った
中は色んな色の薬とか、蛙の死がいなどが
あった、こんなのをムーンの人々は食べているのかな……
そう思うと鳥肌が立った
「エリーナどうしたのだ?早く注文するぞ?」
『え、ええ……そうね』
「いらっしゃい……」
そこには、不気味なお婆さんが立っていた
『あ、あの……蛇の尻尾とゴキブリ2匹下さい……』
そう言うとお婆さんは小さな袋から
ゴキブリを2匹取り出し、そこに蛇の尻尾を入れた
私は見るだけで気持ち悪かった
「本当に大丈夫か?顔が真っ青だぞ?」
アイビスちゃんが心配そうに除き込んだ
『大丈夫よ……少し酔っただけ……』
「そうか……なら、外で休むといいぞー?」
『うん……ありがとう……』
私は外で休ませて貰うことにした