第4章 残酷なお使い
「~起きなさい」
誰かの声が聞こえる……
お母さん……?
それともお父さん…?
いや、違う……この声は……
「 エリーナ!起きなさい!」
目の前には、リリック先生が居た
『は、はい!』
「全く、もう!授業中に寝るとは何て態度ですか!」
『す、すみません……』
「罰として、お使いに行ってもらいます」
皆がざわついて居た
「なーんだ、新入り!お使い頼まれてやんのー」
この声は、一つ上の先輩のムロチア先輩だ
確か、性格が悪いってロノ君が言ってた……
「先生ー?この子にぃ、人肉を頼みましょうよぉー?」
そう言ったのは、リリア先輩だった
この子も性格が悪くて、ぶりっ子って聞いた……
「そうですね、エリーナには、サニーから取ってくる人肉と蛇の尻尾とゴキブリを2匹買ってくることを命じます」
先生がそう言って、皆が盛り上がって居た
私は呆然としてると
「それなら、俺らも行きます」と言う声が聞こえた
声のする方を見るとサク君とリアン君とロノくアイビスちゃんが居た
「ちょっと、皆何言ってるのよ?」
ソヨンちゃんはびっくりしていた
「ソヨンは別に行かなくても良いぜ?」
サク君が言うとソヨンちゃんは
「行くわよ」って言った
皆はざわついて居た
「何で、貴方達が行くのですか?」
先生も聞いて来た
すると、サク君が言った
「人肉は、重いので1人では持てないと思たんです!だから、俺達が手伝おうと思ったんです」
すると、先生は涙を流して
「何て優しい子達……」と言っていた
「では、行ってきます」
そう言って、私達は外へ出た