たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第4章 休符
何発殴られたかは分からない、だか主が止めた頃には体は痛みで殆ど動かない状況であった。
「う、、っつ、、歌仙殿」
自分でも驚く程に声か出ず、いくら歌仙を呼び掛けても、蚊の羽音程の声しか出なかった。
「あーあ、もういいよ、歌仙、燭台切、今日は来客もあるし特別許してやろう」
面倒くさくなったのか気だるげな主の言葉に二人が「はっ!」と短く返事をして深く頭を下げた。
「だがその代わりに歌仙、今日客が帰ったら俺の部屋へ来い、、、、ちゃんと『仕込み』もしてな。」
「了解しました」
(仕込み、、まさか歌仙に夜伽をさせるつもりなのか)