たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第3章 刀剣男士達の酔奏楽
、、、酒盛りが始まってから二、三十分たったころ隣の城護先生に思いきって質問をすることにした
「城護先生あの、どうしてここの本丸の短刀達は皆太刀のような体つきなんですか?」
実際には粟田口の短刀たちは皆、一期一振と同じかそれ以上の身長だ、しかも太刀を持っている
自分から説明するから、と言って口止めまでしていたので先生も嫌な顔をすると思ったが違った
「ああ、説明してなかったね 短刀達、ちょっと自分の楽器を持ってきてくれる?」
と軽いノリで短刀たちに命令しているところから僕に秘密を見せてくれるらしい
ワクワクしながら待っていると薬研藤四郎が自分のアルトサックスを持ってきた
(これに、秘密が!)
そう思い焦る気持ちを抑えながらゆっくりと、丁寧に楽器を受け取った