たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第6章 甲音
歌仙は引き続き主の雄を荒くしごいていた。
歌仙の大きな手が主のを擦る度にくぐもった声が主から上がった。
やがて主の腰がだんだんと浮いてきた。そろそろ射精するか、歌仙はそう判断すると擦る手の勢いを強めた。
そして自分がシテいて気持ちいいところを何度か強く擦ると主の雄が急に膨らみ、一気に溜め込んでいた精を体外に放った。
そして歌仙の顔にも熱い飛沫がかかった。精液の温かさと、主の荒い呼吸に失われていた歌仙の理性が戻り。今の惨状を目にした。
自らの白い腹部を精液で濡らし、体のあちこちに赤い所有印を咲かせながら力無く横たわる主に自分のした事ながら言葉を失った。
「あ、主っ」
どう詫びればいいのか、そもそも詫びて許されることなのだろうか。必死にどうすれば良いか考えていると、主は息を整えながら歌仙を近くへと呼び寄せた。