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たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための

第5章 「白雪姫より口笛吹いて働こう」初演奏と遡の始動


             「遡」

「薬研君、お疲れ」「ドン」

最後の一人、薬研藤四郎の頭に向かって銃口が火を吹く。これにより完全に刀剣男士逹は沈黙した。

「はぁ、、疲れたよ」

銃をホルスターに仕舞うと溜め息が出る。こんなに真剣に闘ったのは久しぶりで息が上がってしまった。

顔に付いた血を拭きながら、手持ちの100均腕時計を見る、土方歳三戦死まであと五時間を切っている。

「でもまぁ後はこと人を移動させるだけだし。二時間あれば行けるかな」

もう代役も頼んであるんだし。多少計算違いはあったものの何とか成功した。後は本番を待つばかりだ。
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