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たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための

第5章 「白雪姫より口笛吹いて働こう」初演奏と遡の始動


モーター音が鳴りやむと城護は幾つかのスイッチを押した。それから数十秒後、唐突にティンパニを主としたパーカッションアンサンブルが流れた。

「うわぁ、、綺麗ですね」

パーカッション組からそんな声が漏れる。それを他のパートが羨ましそうに見ていた。安心しろ、お前らにもあるから。

パーカッションアンサンブルが終わると次に聞こえてきたのはフルートとピッコロだ、細かく高い音のトリルが美しく響く。それに続くのはオーボエとファゴットだ。ちなみにファゴットは鬼畜楽譜となっている。

「写しなのにソロを任せていいのか?」

山姥切からの視線攻撃とネガティブ発言が聞こえたが聞こえないふりをする。まともに答えれば自分も暗くなりそうだった。
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