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たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための

第4章 休符 


「あ、、主、、、、、やめ、やめてください」

必死に叫ぶ。ろくに動かない体を芋虫の様に引き摺りながら主の足元へと近づく。

「お願いします、どうか鶴丸を折らないでください。何でもやりますから、、、どうか」

すると主の顔が自分を見る。そうか、そうかと呟きながら手の力が弱まっていく。気持ちが届いたのか!?

「主、、お願いします。どうか鶴丸を助け」

「や、だ、よ、!」

まさにそれはフェイントだった。「フン!」力強い鼻息と共に先程より強い力が刀身に加えられる。

「やめてくれぇぇぇぇぇ!」

声が枯れるまで叫ぶがミシミシと限界を迎える音が確かに一期の耳へと届いた。
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