たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第2章 「センチュリア」
「よっしゃ、じゃあそろそろ行くか」
「はい」
天守閣での話し合いから二日たった今日、城護先生の本丸に初めて来た
(これから、ほとんど現世に帰れないだろうなぁ)
審神者は大体本丸に住んでいて、よっぽどのことがない限り現世に帰らないと聞いていた
たけど、吹奏楽の勉強と世界を救うために審神者になると決意した、全く後悔はしていない
「ほら、着いたよ ここが本丸」
「ここが、本丸ですか おっきいですね」
目の前には見上げるほど大きな門がそびえ立っていた