第6章 愛?愛、愛…
「ごめんね!遅くなちゃって!」
私は 別に とだけ答えた。
「さ、レストラン行きましょう!」
駅から10分歩いたところにあるレストラン。
レストランで待ち合わせればよかったんじゃ…
これは敢えて黙っておいた。
レストランに行く途中も何一つ話さず、気まずい空気が2人の間に流れていた。
この気まずい空気を薄ませる雑音があったのでまだ、助かったが。
レストランについて、コースメニューを母が2人分頼んでいた。
食べられる訳ないのに。
「…ねぇ遥。仕事の話なんだけどね?
この間、モデルの仕事の相談したじゃない?
一度でいいからお願いしたいの。
ダメ?」