第5章 イベントは大成功⁉︎
なんだかんだでイベントを終えることができた。
生徒がみんな教室に戻ったところで私は体育館から降りた。
「先輩方!本当にすみませんでした!」
「気にしない、気にしない!」
マモさんに頭をワシャワシャされた。
「で、イベントより俺が気になってたのは、学校の事なんだよねー」
他の先輩も食いついてくる。
「俺はテストの点数が気になる」
小野さんに言われたので、たまたまポケットに折りたたんで入っていたテストを見せる。
「ひ、100点…」
皆さん、なぜ、驚いてるのだ?
「当たり前じゃないですか…声優のお仕事に支障があってはいけませんし」
「テストはいいや!校長先生が嫌いな理由は?」
マモさんが咳払いをして聞いてくる。
「声優の仕事やめて教師をしないかって言われたんです」
「ひど…」
神谷さんとタツさんが…
「まー、やめる気はないので安心してくださいね?」