第4章 癒しの会
私達は体育館の中に入って控え室に入った。
「ハル、生徒が喜ぶ入場の仕方って…」
タツさんに聞かれた。
「決まっていますよ?キャラボです!
昨日、私に演っていただいたキャラでもいいですし…」
「遥ちゃん!男声は昨日ままでいいよ!」
神谷さんにニヤニヤされた。
「いや、情けないので練習しました。」
「えー、つまんない!昨日の可愛かったのに!」
「録音しておいたらよかったね」
小野さんにまで言われてしまった。
「話、変わりますけど生徒にどのように伝えられているか知ってますか?」
「知らない…」
皆さん、知らなかった。
「生徒には丸一日総合、と言われてます。
なので、だるそうに1分後体育館に入ってきます。」
控え室から体育館の様子が見える。
体育館にはだるそうな全校生徒が…
校長先生が合図したらキャラボをして舞台にでる。
私は校長先生が挨拶をし始めたのでマイクを持った。