第3章 学校
帰ってきました〜
あー疲れた…そして暇だ。
私は携帯をいじる。
何かよくわからないけど…通知がめちゃくちゃ来てる。
私はLINIを開く。
声蘭学園 3年 私の学年のグループからの通知だった。
《明日小テストだってー》
《生徒に連絡なしかよ!》
《試したいんじゃないの?》
以下略…
とにかく、明日が小テストってことはわかった。
私は教科書をペラペラめくり暗記した。
声優はセリフをそこそこ暗記しておかなくてはならない。
私は台本を全て暗記しているのでこれくらい、お手の物だった。
たった、20分の学習。
私はベッドに寝転んだ。
目を閉じた瞬間、ケータイの着信音が静かな自宅に鳴り響く。
私はケータイを手に取り、連絡の相手をみる。
《母》
の文字があった。
私は応答する。
「もしもし…何の用ですか?」
「久しぶり、遥!元気にしてた?」
「してなかったら?…まぁいいや、何の用?」
「明日、五つ星レストランの◯◯で会わない?」
「どうせ、モデルの話でしょう?
モデルにはならないけど?」
「一度だけでいいの、土曜日に迎えに行くから」
_プツン
電話が切れて、ツーツーと音が聞こえた。