第11章 とりっくあーとりーと!
10月の半ばに入り、達央と付き合い始めてから4ヶ月。
仕事終わりに私はポストを確認するのだが、届くのはまれなのだが珍しくマンションのポストにある1通の手紙が届いていた。
手紙はオレンジで黒いレースの模様と黒猫、パンプキンが描かれてあった。
10月、パンプキンといえばハロウィン。
お菓子くれないだけでイタズラしちゃう日。
手紙を開けると、私のマンションに『仮装してお菓子もって集合』とボールペンで丁寧に書いてあった。
達央の字だろうか…って待て待て…集合場所が何故に私のマンションなのだ。
仮装…んー魔女?黒猫?パンプキン?悪魔?ヴァンパイア?
考えていたらきりがない。
よしっ…達央に電話しようっと。
どうして私の部屋でなんだ、誰が来るのか、お菓子ってどんな感じのものか問い詰めてやる。