第10章 打ち明ける➡︎打ち解ける
あの後、私達は結局時間が遅くなり海に行けなかった。
でもいいんだ…ファーストキスが達央だったから。
私はお風呂の中で今日のことを思い出していた。
唇にまだ微かに熱が残っている気がする。
私は唇を軽く触った。
もう一度キス…したい…
「って何考えてんの私!」
お湯の中に顔をつける。
倒れるまでお風呂に入っていようかな。
今日は何だかとても暖かいんだ。
心が…体が…
私はお風呂からあがって、ベッドに転がった。
さ…明日から仕事頑張らなくちゃ!
私は目覚ましをあわして、そのまま夢へと飛び込んだ。