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【ハイキュー】その日まで(poco a poco3)

第4章 まつりのあと


「大地たちはまだみたいだな。ここでちょっと待つかー。」

先に学校に到着した菅原と清水は、校門のところで立話を始めた。

「もう2年半もたつんだなー。」

「うん。」

「ほんと、あっという間。」

「そうだね。」

「俺さ、これでも何気に清水に感謝してるんだ。」

菅原はそう言ってへへへと照れ臭そうに笑った。

「俺は、大地や旭みたいに実力とかセンスとか体格も恵まれてなかったから、1年の時とか結構しんどい時あったんだよね。
このまま続けてて報われる日は来るのかなって。そういう時にさ、清水の顔みると、なんか励まされた。
黙々とみんなをサポートする姿を、かっこいいなって思ってた。」

「……そうかな。」

清水は俯きなが相槌をうつ。周りには二人の他には誰もいない。

虫の声が耳に響く。
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