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愛のNight raid
第6章 吸血鬼の部屋。
「ミュラー様、少々お待ち下さいね。我が君を呼んで参りますゆえ」
ルチアが云い彼女の前に大ぶりな硝子茶器を置く。
「ミュラー様には我が君をご贔屓にしていただいておりますので、このお茶は私からです」
ルチアがカップの蓋を開ければ花の蜜の香りがふわりと立ち上る。
彼女は笑んでルチアから硝子器を受け取った。
それを見届けルチアは部屋を出て行く。
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