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愛のNight raid
第3章 首無魔騎士の部屋
「ネコ…満足、した?」
浅い息を整え、寝台から立ち上がる彼女に騎士の体はうやうやしくローブを着せる。
テーブルの上の頭を抱えあげれば、銀のローブに包まれた白い頭部は紅を纏い熟れた果実の様に色付いている。
「ええ、えぇ、とても。素敵です。最高に美麗です、我が姫様」
蕩けた表情は甘い桃香さえしそうな程に高揚している。
最後に自分を愛する台詞と共に別の誰かに抱かれている風な言葉を云わせるのは彼のお気に入りだ。
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