第1章 娼館【Night raid】
働いている魔物は、
吸血鬼、吸精鬼、屍鬼、首無魔騎士。
性格も得意とする奉仕も様々な彼等。
その生活を少し覗いてみましょう。
他国や他区画からやってきた人々の泊まる安宿や飲食店が軒を連ねる表通りにあるクラシカルな木の扉を開ければロビーがあります。
従業員の吸血鬼のレンフィールド、ルチアがお出迎えしてくれますよ。
ルチア「お帰りなさいませ、主さま。あ、戸惑われました?…ここは夜襲、なんて物騒な屋号ですが、コンセプトが『家』なんです。だから、挨拶はいつも『お帰りなさいませ』で統一されております。さあ、こちらの目録をどうぞ?主さまのお帰りを我が君達が待っておりますゆえ」