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愛のNight raid

第9章 【VIP】吸血鬼の部屋


「ぇ……ルチア?」
「ヤキモチとかみっともないですよ、我が君」
云いながら起き上がり再びはふはふと息を荒げている彼女の側に寄り口付ける。
ちゅっとリップ音を立てれば、さくらんぼの様な唇が開く。
そこに何度もちゅっちゅっと吸い付き最後には舌を差し入れる。

一一唇がそれを受け入れ、甘えるように吸う。
ちぅ、と音がして舌が絡まる。

「だから、わ、た、し!にもっ!」
二人をがばっと引き離しそこに顔を入れるヴィアトリクス。
そこに迫る二つの顔。

ヴィアトリクスの唇を両側からルチアとミュラーのそれが奪う。
思わず開いた唇に二本の舌が入り込み奥で縮こまったそれを誘い出す。
同時に三枚の舌がポカンと開いた口の中で絡まり合う。

くちゅっ、ぷちゅぅ、にちゃ……、

暫く水音だけが室内に響く。
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