第1章 目覚めたら

「しっ…しっ…信じられない！！」


怒りで顔が真っ赤なイリスはすでに水平線に沈みそうな太陽を見ながら叫んだ

ダダン達も
すでにエースと出航したとばかり思っていたイリスがいることに驚き顔を見合わせる


しばらく黙ったままでいるとルフィが


「姉ちゃんなんでいるんだ？」と

その場にいる全員の疑問をイリスに投げかけた

怒りの表情からじと眼で睨まれてビクッとする弟

それでも黙ったまま海の向こうを見つめる


沈みゆく夕日はイリスの顔をさらに赤くしていた