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背中を追って【ONE PIECE】ワンピース

第16章 空の上 海の中



ハトバ島からの航海?飛行?は、順調だった


島で手配書が出たため警戒して旅の準備をしたのだが、変装した自分が馬鹿らしくなるほど何もなかった

素顔で歩いても全くの無害
本当に素晴らしい島だった
是非ともまた来たい

貰ったエターナルポースを大事にしまって、改めてミホークのおじ様への感謝をする



晴天の空、出発日和
港から小さな小舟が空へと飛び立ち、あっと言う間に空に溶け込んでいった

空には警戒する海賊もいないので気楽なものだ
急に変わる天候にさえ気をつけていれば………



グレイスと他愛ない話をしながら数日飛んだある日、二人の身体に異変が表れた


(あれッ?なんか目が………)


急にガクッと高度が落ち、あわてて立て直す


「っ!どうしたのイリスちゃん?」


驚いたグレイスは吊るされた舟から身を乗り出し、イリスを見上げた


「!!!」


見上げてきたグレイスの目は真っ赤だった


「グレイス、目が赤いわ!降りて診てあげる」

「何言ってんのよ、貴女も真っ赤よ?」



海へと降りていくイリスの目も赤くなっていた

徐々に高度を下げていくが、何だか体がだるい
次第に目の周りが熱を持ち始める

風邪かと思ったがグレイスの目も赤いし、二人に同じ症状が出るなんて……



ふと、下を見ると舟の中でグッタリしているグレイス
さっきまで話してたのに息も荒く、返事もしない………


(このまま次の島まで飛んだ方がいいのかな?)


二人旅では病気の治療に限界がある、手持ちの薬か、今までの経験と知識で乗りきるしかなかった


目が赤くなる病気など聞いたことが無い
早く街とか、人のいる所に行った方がいいよね?


島を目指して飛び続けたイリスは、体がだるくて限界が近かった



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