第2章 出航の朝
アイツには心から笑っていて欲しい
俺のわがままだ……
それにイリスといると甘えてしまいそうな自分が怖かった
暫く黙っていたルフィが、わかったと言い立ち上がる
姉ちゃん怒るだろうな~なんて言いながら笑ってる
「俺もそう思うよ………」
と、一緒に笑いあった
船に戻る途中、イリスの場所を聞かれたのでダダンの家から5分ほど歩いた先の小屋で寝てると伝えた
俺らがつき合うようになってから建てた二人の部屋
宴の後、二人で戻りそっと愛しあった
俺にとってはこいつとの暫しの別れ
イリスにとってはこの部屋との別れだ
いつもより長く抱きしめて、俺は腕の中で眠るイリスにキスをした