第6章 宝物
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ある夜、ふと気配がした
「美鈴・・・」
え、この声
「美鈴・・・オレだ。元気にしているみたいでよかった。
お前と話ができるかと思ったが、通じないときがあって不安だった。大丈夫か。」
大丈夫よ。
絶対に自ら死のうとしたことなんて伝えられない
今はみんながそばにいてくれている。私も自分の生きる道を貫けるきがするから
「そうか・・・なら安心だな。」そういうと
背中からくびまわりにあったかい感触、まるで後ろからだきしめられているかのように。まるでではない、イタチがだきしめているのをしっかりと感じれた
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そういうことするから泣いちゃう
「イタチ・・・ずっと愛しているわ・・・。」
あぁ・・・俺もだ
「ね・・・イタチ・・・あの」
もう時間だ、また今度な
おでこにコツンと指を当てられ消えていった
-----------------------------いつもそうやって唐突なんだから
あてられたおでこに手を合わせ照れる
また会えるねきっと